飛行機のペット同伴方法 完全ガイド

飛行機をペット連れで、過去40回以上利用してきた筆者が、犬連れで飛行機を利用する際の利用方法を解説いたします!

飛行機にペットは乗せられる?

航空会社各社は犬連れの旅行者向けに、ペットを大切に運んでくれるペット預かりサービスを用意してくれています(ワンちゃんはケージに入れて、特別な手荷物として預ける形になります)。

以下では、犬連れで飛行機を使って旅行をする場合、実際どんな感じになるかを具体的に解説していきたいと思います!

空港でペット同伴

ペット同伴時の航空チケットの予約方法は?

特段ペット用のチケットがあるわけではないので、普段の旅行通り、公式サイトなどで航空券を予約するだけでOKです。

ちなみに、到着後に借りるレンタカーが「満車」ということが結構あるので、レンタカーの在庫を確認してから、航空券を予約するのがお薦めです。
※ペット同伴OKの車種は、サイズがワンランク大きい車種となっており、小さい空港の営業所では、そもそもの在庫が少ない所もあるので注意が必要です。

どの航空会社でもペットの預け入れは可能?

各社のペット受け入れ状況は、以下のような形になっています。

航空会社ペット
受入れ
料金リンク
JAL6,600円詳細
ANA6,500円詳細
スカイマーク5,000円詳細
AIRDO6,000円詳細
ソラシドエアー6,500円詳細
スターフライヤー6,500円詳細
peach×--
Jetstar×--

なお、犬種に寄ってはペットの預け入れがNGの場合もあります(パグ、フレンチブルドッグ等の短鼻種はNGなど)。
詳細は各航空会社のHPを上記リンクからご確認ください。

また、スターフライヤーは機内の隣の席にペットを同乗させられるサービスを始めましたが、23年1月時点では、北九州空港⇔羽田空港の1路線のみとなってます。

当日は、まずチェックインカウンターを確認

ペットを預けられるチェックインカウンターの案内
空港に着いたらチェックインカウンターに向かいます。

「特別なお荷物をお預けの方」用のカウンターがあればそこに並びますが、航空会社や空港によってもそのあたりはまちまちなので、どこに並んだら良いか迷うこともあると思います。

迷ったら、フロアの案内係の方に「犬連れなのですがどこに並んだらよいですか?」と聞きましょう。

たいてい「何時の便ですか?」と聞かれますので、何時の便か返答すると適切なカウンターの列に案内してくれます。(特別なお荷物用カウンターがなく、チェックインカウンターが混んでいる場合、出発時刻を踏まえ優先レーンに案内してくれる場合もあります)

※羽田空港などの大きな空港では、特別な手荷物のチェックインカウンターが分かれていますが、地方の空港では、通常のチェックインカウンターで手続きすることが多い感じです。

チェックインして、ペットを預ける

ペットを預けられるチェックインカウンター
チェックインカウンターでは、誓約書へサインして、ペットの運賃の支払いをして、ワンコをケージに入れて預けます。

これだけの手続きですが、ペットの対応が初めてのスタッフに当たってしまうとマニュアルを見ながらの対応となり、20分くらい手続きにかかることもよくあります😅

なので、1時間前には空港に到着するようにしましょう。

ちなみに、JALとANAではペット運賃の支払いを公式サイトから事前に済ませておくことができますが、航空券予約情報とペット運賃の支払い履歴がシステム的に連動しておらず、予約確認とは別に支払履歴の確認が発生し、いつもそこでやり取りが混乱するので、私はチェックイン時に支払うようにしています(この方がスムーズです)。

ここで重要なポイントはケージ!

航空会社のペット用ケージ
JALやANAの公式サイトではケージが無料でレンタルできると案内があります。さらに、そのケージの事前予約サービスというのもあります。

ここで気を付けてもらいたいのが、JALやANAのサイトを見ていると「航空会社のケージはきっと頑丈で安全だからケージを予約しておこう」と思ってしまうのですが、

私は、航空会社のケージは使わず、そのまま預けられる少し大きめのマイケージを持って行くようにしています。

というのも、チェクインカウンターで、他のワンちゃんや消毒の匂いがする航空会社のケージに入れられるとワンコは怖がったり、パニクることがあります。

そんな経験を踏まえ、なるべくワンコが安心できるように、3回目の旅行あたりから自分の匂いが付いた「マイケージ」を持っていくようしました(これから旅行に行かれる方には、最初からマイケージをお使いになることをお薦めします!)。

↓マイケージはこんな感じエアトラベル キャリー
私は「エアトラベル キャリー」というのを使っています。

この位のケージって、普段使うには少し大きすぎてジャマなのですが、旅行にはこれくらいのサイズのものがお薦めです。

目的地に到着したらどうなるの?

到着後のペットの受け取り
ターンテーブルとは別に、係員の人が直接運んで来るのでそこで受け取る感じになります。※小さい空港だとペットの引き渡し場所の看板がない場合もよくあります。

空港に着いた後の移動はどうする?

レンタカー ペット同伴
空港に着いた後は、予約しておいたレンタカーで移動します。

ペット同伴でレンタカーを借りるときも、ケージの持参が必要になるので、そうした意味でも飛行機で預けられる規格のマイケージを持っていくようにしています。

ちなみに、ペット同伴でレンタカーを借りる方法については、「レンタカーのペット同伴方法」で詳しく解説しております!

JALとANAのサービスの違いは?

JALはペット用のマイレージカードを発行してくれるのが特徴です。

ペット用マイレージカード
搭乗時のペットのお預けで、1回のご搭乗につき500マイルがたまります。

マイレージカードがあると家族で旅行している感じが出て、気分が上がります!

一方、ANAは、ケージに付ける給水器を付けてくれるのが特徴です。

↓こんな感じペット用給水器
給水器は毎回新品のものを付けてくれます(付けても付けなくても料金は変わりません)。

なお、給水器は付けてくれますが、中に入れる水は自分で用意しなければ行けません。チェックインカウンターで、「あ、、そうなんですね。。今から水買ってきます!」とならないよう事前に水を用意しておきましょう!😄

JALグローバルクラブ会員の場合は?

JALでは、サファイア以上の会員になると、JALグローバルクラブ(JGC)のインビテーションが届き、入会すると年会費を払っている限り、永久的に上級会員となれる、という制度があります(ちなみに、私は2022年度からJGC会員になりました)。

12か月間で50,000FLY ON ポイントまたは50回以上、飛行機に乗らないとサファイア会員にはなれないので、かなりハードルは高いですが、上級会員になると、一部の空港で、通常とは違う、JGC会員用のチェックインカウンターと保安検査レーンを使うことができ、混雑回避ができる特典があります。

また、到着時に預けた荷物が優先的に出てくるプライオリティバッゲージサービスもあったりします(これ超便利)。

ここで気になるのが、ペット連れの場合、「JGC専用カウンターでのチェックイン」や「プライオリティバッゲージサービス」はどうなるのか?という点。

ネットで調べたのですが、どこにもその情報が載っていなかったので、実際体験した内容を解説いたします。

↓JGC会員用エントランスJGC会員用エントランス
こちらは羽田空港のJGC会員用エントランス。中に入って、左手に3つチェックインカウンターがあり、右手に専用の保安検査レーンがある感じになっています。この日は3連休の初日で空港は混雑していましたが、スムーズにチェックイン&保安検査場通過ができました。

↓JGCカウンターでもペット預け入れOKJGCチェックインカウンターでもペット預け入れOK
事前にJALに問い合わせをしたところ、「JGC会員用カウンターでもペットの預け入れは可能ですので、ご安心ください」とのこと。ということで、JGCカウンターでペットの預け入れのお手続き。上級会員用カウンターということもあってか、しっかりしたスタッフが対応してくれるので、手続きもスムーズでした。

ちなみに、ペットのケージにも、「プライオリティ」タグが付けられ、到着後、スーツケースが優先的に出てくるのとほぼ同タイミングで、ペットのケージも係の人が持って来てくれる感じでした。

空港まではどうやって行っているの?

私の場合、最寄りの羽田空港まではマイカーか、タクシーで行っています。

電車で行ったこともありましたが、ワンコ用の荷物もあるし、ワンコもいるし、かなり大変だったので、それ以降はマイカーかタクシーを利用しています。

なお、駐車場は空港直結の駐車場を利用しています。

羽田空港から少し離れた格安パーキングを使ったこともありますが、ワンコ連れだとチェックインの時間が心配だったりするのに、送迎車がなかなか出発してくれなかったりしてヤキモキした経験があるので少し高くても空港直結のパーキングを利用するようにしています。

↓空港直結の駐車場ならカートが使える!羽田空港 カート
空港直結であれば、ケージなどたくさんの荷物を車からカートに乗せて楽に移動できます。これが少し高くても、空港直結の駐車場を使う最大の理由です。

なお、羽田空港の駐車場は30日前から事前予約もできますがいつも一瞬で予約枠が埋まるので予約はほぼ不可能です。

予約しなくても三連休くらいなら、9割くらいの埋まりで、経験上大丈夫です。ただし、GWや夏休みなどの大型連休は危険です。みんな車を置いていき、どんどん長期滞在する車が溜まっていくので、常時満車状態になります。こういうシーズンは思い切ってタクシーで行くようにしています。

ちなみに、混雑状況はこちらでリアルタイムに確認できます

↓タクシーに乗るときはこんな感じタクシーにペットを乗せる場合
布製のキャリーバッグに入れて、タクシーには乗車。

さらに羽田空港だと、第1、第2を間違って逆のターミナルの方の駐車場に停めてしまったり、P1からP3が満車で、第2ターミナル側のP4しか空いていなかったなどは、あるあるです。

羽田空港 ターミナル連絡通路
そのような場合、地下1階の京急の改札の脇の連絡路があり、そこを通っていくと、カートに荷物を載せたまま反対のターミナルまで行くことができます。

知っておくと万が一のとき役に立つと思います(急ぎ気味で歩いて15分くらいで行けます)。

おわりに

飛行機
「飛行機のペット同伴方法 完全ガイド」いかがでしたでしょうか?

ワンコとの飛行機旅行についての記事って、「航空会社が発信している記事」や「それを2次加工した記事」は世の中にあるものの、

旅行者目線でのリアルな情報やノウハウについて書かれた記事はなかったので、自分の実体験を元に参考になりそうなコトを整理してみた次第です。

ちなみに私は「飛行機での犬連れ旅行」の他に「新幹線での犬連れ旅行」も、30回以上行ってます。

飛行機はやっぱり不安という方は、「新幹線のペット同伴方法 完全ガイド」もご覧いただければと思います😄

ところで次の旅行、どこに行くかお決まりですか?

もし旅先選びに悩んだら、「ペット旅行を楽しくする!実際に行ってみて良かったおすすめの旅先特集」も覗いて見てください。

きっと次の旅先が見つかると思います😄