新幹線をペット連れで、過去30回以上利用してきた筆者が、犬連れで新幹線を利用する際の利用方法を解説いたします!
小型犬はケージに入れて「手回り品」として新幹線に乗せることができます。
鉄道会社 | 料金 | ルール | リンク |
---|---|---|---|
東海道新幹線(JR東海) | 290円 | 各社共に、 ・小犬で、長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースに入れ乗車 ・ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内 というルール。 | 詳細 |
東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線(JR東日本) | 290円 | 詳細 | |
山陽新幹線(JR西日本) | 290円 | 詳細 | |
北海道新幹線(JR北海道) | 290円 | 詳細 | |
九州新幹線(JR九州) | 290円 | 詳細 | |
東武鉄道(日光・鬼怒川) | - | 詳細 | |
小田急電鉄(伊豆・箱根) | - | 詳細 |
ちなみに、「タテ・ヨコ・高さの合計が120cm以内のケース(ケースと動物を合わせた重さは10kg以内)」とのことですが、私がいつも使っているケースは「幅37.5×奥行53.5×高さ37cm=合計128cm(ケースと動物を合わせた重さは8kg)」です。
↓こんな感じのケース
駅員さんから「手回り品切符はお持ちですか?」と聞かれたことは何度かありますが、サイズについて何か言われたことはありません。
ちなみにこのケースは、飛行機に乗る際にもこのまま特別な手荷物として預けることができ、レンタカーを借りる際のルールにも適応できるので旅行の際はいつもこのケージを使っています。※タクシーに乗ったりするとき用に、布製のキャリーケースも持って行っています
ペットを連れて新幹線に乗る場合、手回り品切符(290円)を改札口で購入します。
新幹線の改札口で
「ペットの手回り品切符を購入できますか」
と聞いて購入する感じです(改札口によっては、改札を入ったところにある有人の精算所で購入するように案内される場合もあります)
※手回り品切符は、自販機では購入できないのでご注意ください。
↓手回り品切符はこんな感じ
こちらはタグで付けるスタイル。
↓レシート形式だとこんな感じ
紙をテープで貼る形式だったり、単にレシートのような紙を渡されるだけだったり、色々バリエーションがあります。
↓新幹線内ではこんな感じ
各車両の最後列の荷物スペースがあるところか、最前列のスペースに余裕がある席を指定席で利用しています。
※東海道・山陽・九州新幹線では2020年5月から、最後部座席は「特大荷物スペース付き座席」として予約制となっています。
※写真はわかりやすいように路側にケージを置いていますが、実際は、窓側の奥の方にケージを置いて、通路側には、バッグ、ペットカートなどを置き、壁を作る感じにしてあげて、ワンコが落ち着けるようにしています。
ちなみに、各車両の最後列または最前列の席が予約できなかった場合は、普通の座席の足元にケージを置く感じになります。
↓席にケージを置くとこんな感じ
足元は狭くなりますが、ケージを置いても余裕がある感じなので、2人以上で乗車する場合は、特に問題はないかなと思います。
↓ペットカート
ペットカートはうちの場合、ベビー用品メーカーのコンビのペットカートを使っていて、これだと3つ折りにして網棚に乗せることができるので、最後列または最前列の席でなくて大丈夫な感じです(コンビのペットカートは犬連れ旅行に最強です!)
新幹線は1か月前から指定席の予約購入が可能です(スマートEXでは、2023年10月1日より、1年前から指定席の予約購入が可能となります)。
↓事前にネットで座席を指定できます
東北・山形・秋田・北陸・上越・北海道新幹線は「えきねっと(JR東日本)」で最前列・最後列席をピンポイントに座席指定ができます。
東海道・山陽・九州新幹線の場合は「スマートEX」で最前列・最後列席をピンポイントで指定可能です。なお、東海道・山陽新幹線も「えきねっと(JR東日本)」から予約ができますが、その場合、最前列・最後列席をピンポイントで指定することができないので、必ず「スマートEX」から予約するようにしてください!
新幹線によって使うべき予約サイトが違うということを覚えておきましょう!
北陸・上越新幹線、東北・北海道新幹線では従来のグリーン車よりも上位となる「グランクラス」の車両があり、グランクラスも先程と同様、手回り品としてペットを乗せることができます。
↓グランクラスのシートはこんな感じ
ラグジュアリーな雰囲気の中、ファーストクラス級の大きなシートでくつろぎながら、新幹線の旅を楽しむことができます。
↓車両内はこんな感じ
グランクラスは、座席のレイアウト的にも、雰囲気的にも、ペット連れの場合は最後列席がマストな感じです。ひとり席があるので、ひとり旅の方には結構お薦めかなと思います。
↓ラウンジもあります
グランクラスに乗車前には、東京駅にあるビューゴールドラウンジを利用することができます。
↓ラウンジ内のサービスはこんな感じ
ラウンジではお菓子とドリンクのサービスがあり、雑誌などを読みながらくつろぐことができ、飛行機のように搭乗前の快適な時間を楽しむことができます。
↓ワンコもラウンジに入室OK
ラウンジの受付で確認したら、ケージに入れた状態でラウンジ内にワンコを同伴することもOKでした😄
グランクラスは指定席で行く場合の2倍ほどの料金がかかりますが、ラグジュアリーな雰囲気を味わいながら旅ができ、気分も上がって、旅が楽しくなるので、「せっかくだから贅沢な旅行を楽しみたい!」というときにお薦めです!
ワンコ連れで普通の電車に乗るのは抵抗があるのと、荷物が多くて移動が大変なので、お金かかっちゃいますが、新幹線に乗れる東京駅まではいつもタクシーで行っています。
↓タクシーではこんな感じ
タクシーでは、布製のキャリーケースにワンコは入れて乗せる感じにしています。
大きい4人乗りタクシーであれば、ケージごと乗せるのも可能ですが、必ずしも大きいタクシーに乗れるとは限らないので、コンパクトな布製のキャリーケースにしているという感じです。
ちなみに、タクシーアプリの「S.RIDE」や「GO」を使うと、大きい4人乗りタクシーを指定して配車することも可能です。
京都であれば、駅からタクシーで宿まで移動し、観光もタクシーでという感じで、タクシーでなんとかなったりもしますが、基本的には、駅に着いた後は、予約しておいたレンタカーで移動する形になります。
主要なレンタカー会社では所定の利用条件に即して、ペットの同乗が可能です。
↓こんな感じ
基本的には、ペットはケージに入れた状態で、後部のラケージスペースにシートを敷いて乗せるスタイルになります。
↓ケージを乗せる場所は都度確認
同じレンタカー会社でも、車種や営業所によっては、後部座席の床に乗せるのでもOKというケースもあるので、当日借りるときに都度確認するようにしています。
ちなみに、ペット同伴でレンタカーを借りる方法については、「レンタカーのペット同伴方法」で詳しく解説しております!
「新幹線のペット同伴方法 完全ガイド」いかがでしたでしょうか?
マイカーで行くと旅行初日が移動日で潰れてしまうなんてもこともよくありますが、新幹線を使うと、移動時間を半分以下に短縮でき、旅行初日も観光する時間を確保できたりします。
例えば、「白馬」に東京から車で行こうとすると、途中渋滞したりして、6-7時間くらいかかったりします。帰りも同様です。そこが、新幹線で長野駅まで行き、そこからレンタカーで行くと、新幹線で1時間40分 + レンタカーで50分ということで、休憩やレンタカーを借りる時間を入れても3時間程で白馬まで行けちゃいます。
もちろん費用はマイカーで行くよりもだいぶ割高になりますが、疲労感がぜんぜん違いますし、観光したり、遊んだりする時間も多く取れるし、何より旅先の選択肢が広がるので、「新幹線×レンタカー」というスタイルは好んで利用しています。
ちなみに、「飛行機×レンタカー」のスタイルでの旅行もかなりしています。(→「飛行機のペット同伴方法 完全ガイド」も参考にしてみてください😄)
ところで次の旅行、どこに行くかお決まりですか?もし旅先選びに悩んだら、
「実際行って良かった!ペット旅行にお薦めの旅先コレクション」も覗いて見てください。きっと次の旅先が見つかると思います😄